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【曲予定】ブラームス クラリネット五重奏曲ロ短調作品115
クラリネットソナタ 作品120-2 変ホ長調 より 第2楽章
【トピック】秋のブラームス 織りなす風景に重ねてしまう。
クラリネットの音色は、オーボエなどのように音域によって均一の音色とは違い シングルリードで、音域が約3オクターブ半と広い。表現力が豊かなので、オーケストラにおいては重要な役割を持っています。また、吹奏楽においては中心的な地位を占めています。深い地を這うような野太い音から、よく通る鋭い高音までが特徴。シャリュモー(野太い音) ブリッジ(喉の音) クラリオン(明るく開放的) アルティッシモ(鋭い音) 音域に分かれている。パーツは、吹口の側からマウスピース、バレル、管体、ベルに分かれている。マウスピースには、リードがリガチャーによって固定されている。
ブラームスは クラリネット曲をつくるが それは モーツァルトが奇しくも クラリネット曲をつくってから100年経ったときであった。クラリネット五重奏曲は 動機を丹念に織りなしていく ブラームス晩年にみられる。簡単な動機のみで曲をつくるのは、後のシェーンべベルクの「12音技法」先駆的な技法を提示していたのだ。情緒を盛り込む。この曲の聴きどころは クラリネットの低音から高音へのはね上げるようなパッセージ。そして 渋い低音。特に第2楽章の中間部、カデンツァ風にすすむところが美しい 弦楽はトレモロなど引き立て役にまわっているが 次の変容をみせていて クラリネットの魅力をひきだしている。ゆっくり聴こう。
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