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【曲予定】『ハープシコード組曲』第5番 ホ長調 HWV.430 調子の良い鍛冶屋 ミカエル・ボルグステーデ
リコーダー・ソナタ ハ長調 Op. 1, No. 7, HWV 365 エリック・ボスグラーフ – (リコーダー)フランチェスコ・コルティ –  (チェンバロ) 
ハープ協奏曲変ロ長調 HWV294  シャルロッテ・バルツェライト(ハープ)ニコル・マット指揮 シュツットガルト室内オーケストラ

【トピック】終曲「エアと変奏」に付けられた通称。楽曲は、イングランド伝統のディヴィジョン様式で構成され、エアに続いて5つのドゥーブルが連なり、変奏の度ごとに旋律もしくは伴奏の音価が細分化されてゆく。すなわち、右手に16分音符が連鎖する第1変奏、16分音符の動きが左手に移る第2変奏、16分音符の三連符が右手に現れる第3変奏(第4変奏は同じ音型が左手に移動)、32分音符が両手に交互に現れる最終変奏、日本では、「調子の良い鍛冶屋」という訳語が定着している。鍛冶屋のハンマーの音はしばしばよく響くところから、軽快にハンマーを叩く「よく響く鍛冶屋」とも解釈できる。ハープシコード組曲第一巻(出版1720年)の8曲中の第5曲。4楽章から。Praeludium(前奏曲)Allemande(アルマンド)Courante(クーラント)Air with 5 variations(エアと変奏)〜「調子の良い鍛冶屋」

アルトリコーダーソナタは、ありがたいことに、バロックのソナタの中では、比較的やさしく演奏できる。 イギリス王室に仕えていたヘンデルは、王女に音楽を教えていました。当時の音楽演奏においては、即興的に伴奏を考えて演奏する「通奏低音」という伴奏スタイルが一般的だったので、ヘンデルは、通奏低音の演奏法についても王女に教えていたのです。 現在残っているリコーダーソナタのおもなものは、実は通奏低音の練習を主な目的として書かれたものだと考えられています。通奏低音はとても難しいところがたくさんあるのですが、独奏楽器リコーダーのパートは、かえってシンプルに書かれている。ヘンデルのリコーダーソナタが、プロからアマチュアまで、多数のリコーダー奏者みんなの宝物となっている。

もともとオルガン協奏曲第6番変ロ長調を編曲したもの、ハープの典雅な響きの魅力が十分に発揮されており、ハープというのは不思議な楽器で、その形や演奏形態、そして音の響き方は、まさにエレガントそのものであります。この楽器がそこにあるだけで、その場が華やぎます。 しかし演奏は結構難度が高く、「ダブル・アクション・ペダル・ハープ」というのが現在使用されている一般的なものですが、両手で弦を爪弾きながら、7本のペダルを足元で操作して弦を半音上げたり下げたりという忙しい動きをしています。だから女性奏者はロングドレスを着ていることが多いはず。 曲は、3つの楽章から。 第1楽章は、4分の4拍子。テンポは「アンダンテ アレグロ(歩くように快速で)」という面白い指定がされています。ハープも交えた全奏での、鳥が飛び立つようなテーマから始まります。オーケストラは休むことが多く、ハープが16分音符で糸を紡ぐような長めのフレーズが多く、ハープの響きを心ゆくまで味わえます。前半と後半に分かれており、両方とも繰り返します。第2楽章は、4分の3拍子。ラルゴの短調の緩徐楽章。付点音符の引きずるようなリズムを主体とした、哀感に満ちた慰めの音楽です。ハープが高音で崩れ落ちそうな歌を歌う時の感動的なこと。最後は属和音上に半終止して次の楽章に移ります。第3楽章は、8分の3拍子。テンポはアレグロ・モデラート。快速ですが、あくまで中庸の速度で、という奥ゆかしい指定です。しかしここでは第1楽章でちょっと控えていた分、ハープが”弾けている”感じです。前半と後半に分かれており両方とも繰り返して、この優美な曲を終わります。

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マコルネ
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