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【曲予定】ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 第1楽章 第2楽章 第3楽章ポリーニ ピアノ アバド 指揮 ウィーンフィル
【トピック】ブラームスはピアノ協奏曲を2曲書いている。1番は 20代 シューマンと会ったころ。この協奏曲が不評で ブラームスは慎重にならざるを得なくなった。これが原因で 彼が 40歳台まで 交響曲第1番の完成が待たれることになる。以後 肩の荷が降りたのか 次々に大曲を発表、交響曲第2番 ヴァイオリン協奏曲 そして このピアノ協奏曲第2番 間にヴァイオリンソナタを作曲。
仲間うちでは このピアノ協奏曲に疑問を持たれていた。どうして「4楽章」なの。一つの楽章は省いていいのでは。ブラームスの弟子で 優れたピアニストの ヘルツォーゲンベルク夫人は 異質に感じ取っていた。ハンスフォンビューローも 4楽章のピアノ協奏曲に疑問を唱える。しかし ブラームスは この4楽章形式のピアノ協奏曲への思いを こう語っている。3楽章だと この曲は 薄っぺらいものになる。この曲には 第2楽章に 小さな小さな スケルツォが必要なんだ。それでこそ、3楽章のアンダンテ・カンタービレが活かされるというのだ。実際は 第2楽章は10分におよぶ壮大な アパッショナート・スケルツォ 【ラプソディー風】が強調され 3楽章とのバランスをとることに。この曲は 「ピアノ付きの交響曲」と評されることがある。ピアノ協奏曲1番の失敗と 交響曲第1番への慎重さが この曲をうみだしたといっても過言ではない。そして この曲には 第3楽章がなくてはならないものだった。
その「第3楽章」 チェロがクララ・シューマンでピアノがブラームスのよう。「エコー」旋律をなぞっていく手法は交響曲第4番の冒頭でも出てくるが。融和された音楽の掛け合い 最も美しい音楽である。他に クラリネットや オーボエとの掛け合い 「ピアノ協奏曲」である前に 弦楽の協奏が 美しく奏されている・・・

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マコルネ
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